【株式市場】日経平均は後場一段軟化し反落、「GoToトラベル」一時停止の影響や米FOMCを見定めたい様子

株式

◆日経平均は2万6687円84銭(44円60銭安)、TOPIXは1782.05ポイント(6.47ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億1825万株

 12月15日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が後場寄り後まもなく前場の安値を割り込み、14時過ぎに126円90銭安(2万6605円54銭)まで下押す場面があった。米国時間15日のFOMC次第では円相場に影響があるため様子見。ただ、自動車株を見るとトヨタ<7203>(東1)が上げ一服の一方、ホンダ<7267>(東1)は高下しながら上値を追い、別個の展開。大引けの日経平均は小反落だった。

 後場は、三菱製鋼<5632>(東1)が来期の営業黒字化観測などを受け一段と強含み、クロスプラス<3320>(東2)は第3四半期の大幅増益などで2日連続ストップ高。アジャイルメディア<6573>(東マ)は進学情報サイト「マイナビ進学」との提携が好感されて一段高。14時を過ぎると、「iPhone」増産観測報道が出てTDK<6762>(東1)村田製<6981>(東1)が尻上がり。

 15日新規上場のビーイングホールディングス(ビーイングHD)<9145>(東2)は10時18分に公開価格1000円を48%上回る1479円で初値をつけた。高値は前引け間際の1522円。その後1522円まで上げ、大引けは1239円だった。

 もう1銘柄、スタメン<4019>(東マ)は14時27分に公開価格880円の2.3倍の2051円で初値をつけ、その後2243円まで上げ、大引けは1866円。

 東証1部の出来高概算は11億1825万株(前引けは5億5518万株)、売買代金は2兆2219億円(同1兆1108億円)。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は894
前引けは926)銘柄、値下がり銘柄数は1177(同1133)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(目引けは4業種)が値上がりし、値上がり業種は、パルプ/紙、ガラス/土石、非鉄金属、精密機器、石油/石炭、となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る