【株式市場】旅行関連株や景気敏感株が堅調で日経平均は朝方240円高のあとも値を保ち続伸基調

株式

◆日経平均は2万6665円72銭(140円93銭高)、TOPIXは1775.18ポイント(9.97ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億7368万株

 12月24日(木)前場の東京株式市場は、JR東海<9022>(東1)などの新型コロナに弱い銘柄が高く始まり、日本製鉄<5401>(東1)などの景気敏感株も堅調に始まり、日経平均は取引開始後に239円74銭高(2万6764円53銭)まで上げた。一方でソニー<6758>(東1)などは取引開始後に軟化。日経平均は一進一退となったが、前引けも値を保ち続伸基調となった。

 建設技研<9621>(東1)が12月期末配当の増配など好感されて活況高。古河電池<6937>(東1)などの電動車用電池関連株も高い。那須電機鉄工<5922>(東2)は5G関連人気に乗り出直り拡大。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は最新ゲーム機向けウェア拡大や電動車向け音声ウェアへの期待が言われて高値更新。三光産業<7922>(JQS)は不織布3層構造で高性能ナノAGフィルターで「N95」と同性能の日本製マスクが注目されストップ高。

 2銘柄が新規上場となり、グローバルインフォメーション<4171>(JQS)は、買い気配を上げ、前引けは公開価格1210円を76%上回る2125円の買い気配。東京通信<7359>(東マ)も買い気配のまま前引けは公開価格1250円を76%上回る2195円の買い気配。ともに初値はついていない。

 東証1部の出来高概算は4億7368万株、売買代金は8574億円。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は1556銘柄、値下がり銘柄数は522銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、銀行、石油/石炭、海運、ガラス/土石、小売り、その他金融、などが高い。(HC)

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