大日本印刷が『非接触・空中ディスプレイ』事業を本格化、アスカネットの技術による「空中ディスプレイ入力端末」と自社製の「非接触ホロタッチパネル」の2新製品で一段と先行

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■「アスカ3Dプレート」製の「空中ディスプレイ入力端末」は3月発売

大日本印刷(DNP)<7912>(東1)は1月6日の午後、画像を空中に浮遊させて表示し、この像に指で触れて操作でき、既存の機器に後付けで設置できる「DNP非接触ホロタッチパネル」(以下「ホロタッチ」)を開発し、2022年度に関連のサービス等も含め30億円の売り上げを目指すと発表した。

 同社は、昨2020年12月、空中に浮かび上がって見える高輝度・高精細な映像に、あたかも触っているかのように操作できる「空中ディスプレイ入力端末」を2021年3月に発売開始し、23年度に10億円の売上を目指すと発表済み。

 この「空中ディスプレイ入力端末」と冒頭の「ホロタッチ」の2新製品を先頭に、『非接触・空中ディスプレイ』事業で一段と先行する展開になってきた。

 3月に発売する「空中ディスプレイ入力端末」は、アスカネット<2438>(東マ)が開発した「ASKA3Dプレート」を活用し、神田工業株式会社(兵庫県姫路市)の社内ベンチャーであるMIRAIBAR(読み:ミライバー)株式会社と共同で開発した。

 発売にに先立ち、資生堂<4911>(東1)のグローバルステージブランド「SHISEIDO」の旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」(東京・銀座)に20年10月から2台を先行設置している。同店では、20年7月のオープン以来、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底し、店内モニターのタッチペンでの操作を促進するなどの対策を実施している。

■「ホロタッチ」はレジ端末・券売機などの入力端末に後付け可能

 一方、「ホロタッチ」は、既存の端末・入力機器に後付けで設置できるタッチレス機器として開発した。ホログラムフィルムとセンサーのみの軽量・コンパクトな構成なため、大型の設備を導入する必要がなく、低コストで導入できるという。

 「ホロタッチ」は、特殊なフォトポリマー層により、奥行きだけでなく上下左右でも立体感が表現できる次世代型ホログラム「リップマンホログラム」の技術を活用し、画像を空中に浮遊させて表示し、この像に指で触れて操作できる非接触タッチパネルとして開発した。

 フィルムに描画した操作ボタンなどを空中に浮遊させ、赤外線などで空中の位置を検出するセンサーと組み合せたDNP独自のシステムです(特許出願済)。軽量でコンパクトなタッチレス入力端末・機器として、既存の情報端末の表面に直接触れることなく操作できるという。

 このリップマンホログラムのフィルムを量産できる技術を保有するのは、日本国内で唯一DNPだけだという。その強みを活かし、2021年度に「ホロタッチ」を製品化する。

 コロナ禍の非接触ニーズの高まりに対し、店頭受付端末・レジ端末・券売機など既存の入力端末に後付けで利用する企業や団体のほか、端末やセンサーのメーカー等に「ホロタッチ」を提供し、2022年度に関連のサービス等も含め30億円の売上を目指す。

 店頭のPOPなどにも展開が可能な「空中ディスプレイ入力端末」とともに、生活者が外出時にも安心してさまざまなサービスを利用できる環境づくりを支援していく。(HC)

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