メディシノバ・インクは塩素ガスによる急性肺障害の治療薬開発に注目集まりストップ高

■米保健福祉省の研究機関との提携を発表

メディシノバ・インク<4875>(JQS)は3月10日、買い気配のままストップ高の686円(100円高)に達し、10時を過ぎてもまだ売買が成立していない。

 10日朝、米国保健福祉省(HHS)・米国生物医学先端研究開発機構(BARDA)との提携合意と化学ガス暴露脅威の治療法の共同開発などを発表。材料視されている。

 発表によると、現在、塩素ガス吸入暴露による急性肺障害の治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)に承認されているものはなく、同社が神経系疾患を適応とする新薬として開発しているMN-166(イブジラスト)は、マウスモデルでの良好な結果などから、塩素ガス吸入暴露に伴う急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や急性肺障害(ALI)の予防を目的とした医療対策としての可能性が期待されている。(HC)

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