CRI・ミドルウェアは世界的な音響技術会社「Dirac」社の国内代理店契約など注目され出直り基調が続く

■両社でゲーム、自動車など幅広い市場へ事業を拡大

 CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は3月11日、1759円(29円高)まで上げた後も底堅く推移し、3日続伸基調で出直りを継続している。10日午後、世界的に有名な音響技術会社「Dirac」社との国内代理店契約の締結を発表し、注目されている。

 「Dirac」社は、スウェーデンのウプサラ大学の研究機関を母体として2001年に設立された、世界的に有名な音響技術会社。昨年秋、富士通パソコンFMVの7シリーズ17機種すべてに「Dirac Audio」が採用された。両社でゲーム、自動車など幅広い市場へ事業を拡大するとした。

 両社は、従来よりハードメーカーとの協業において、「Dirac」の技術を用いたゲームやPC等の音響補正アプリケーションの開発、および販売を進めてきたが、今後さらに両社で事業を拡大させていくためには、顧客製品へDirac技術を搭載するための実装技術をもつCRIと「Dirac」の技術アライアンスがより重要になると考え、この度の国内代理店契約締結に至った。

 この契約締結を機に、「Dirac」との技術開発をより一層充実させ、CRIが強固なリレーションを構築しているゲーム分野や、「Dirac」がワールドワイドで先行している自動車分野などに対し、両社の技術や知見を組み合わせた高度な音響技術の提供を推進していく。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る