神栄が高い、第一三共の報道を受け、ワクチン輸送・保管用の温度ロガーに注目再燃の見方

■ファイザーと同様のワクチン国内勢で初採用とされ連想広がる

神栄<3004>(東1)は3月12日、大きく出直り、10時30分にかけて9%高の1430円(116円高)まで上げ、取引時間中として3月2日以来の1400円台に復帰している。

第一三共<4568>(東1)が「メッセンジャーRNAワクチン、国産初の治験へ」(日本経済新聞3月12日付朝刊)と伝えられ、すでにグループ企業の神栄テクノロジーが受注しているワクチン輸送・保管ディープフリーザー用の温度ロガー(温度計測・管理器)への注目が再燃したとの見方があるようだ。

 報道によると、このワクチンは「米ファイザー製と同様の『メッセンジャーRNA(mRNA)』という物質を国内勢で初めて採用した」(同)という。ファイザー製はマイナス70度以下での厳格な温度管理が必要とされているため、引き続き神栄グループの温度ロガーに引き合いが来ると連想されている。第一三共も高い。(HC)

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