
■競馬の市場規模は13年連続増加、倉庫賃貸収入も増加
東京都競馬<9672>(東証プライム)は7月1日、次第高となり、午前11時にかけて5%高の5010円(235円高)まで上げ、7日続伸基調となって年初来の高値を更新している。大井競馬場を軸とする競馬事業に加え「東京サマーランド」も運営。6月16日付で「東京サマーランド屋外プールエリア7/5(土)全面オープン!」と開示しており、このところの全国的な猛暑を受けて期待が強まっている。
また、競馬の市場規模を示すJRA(日本中央競馬会)の「売得金額・総参加人員」を見ると、売得金額は2012年度の2.4兆円から直近開示分の2024年度の3.3兆円まで13年連続増加している。東京都競馬は地方競馬だが、増加傾向は同様と見られており、事業環境は追い風。第1四半期連結決算(2025年1~3月)は売上高がSPAT4(地方競馬インターネット投票システム)関連収入、倉庫賃貸収入の増加により前年同期比5.5%増加し、営業利益は、SPAT4関連システム更新、新倉庫の通期稼働に伴う減価償却費の増加があったものの同16.1%増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は同16.8%増加した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)