クリーク・アンド・リバー社の「漫画LABO」はベトナムにオリジナル電子書籍小説を書籍で拡販

■漫画家の新しい分業制作スタイルを実現

 プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開するクリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>(東1)が運営する漫画LABO(マンガラボ)は、オリジナル電子書籍作品においてベストセラーを輩出したノウハウを基に、ベトナムへの販路を開拓し、オリジナル電子書籍を紙の書籍として販売を開始した。

■国内でもオリジナルコミック・小説のベストセラー続々

 ベトナムへの作品第一弾は『カフェ・エデンの恋する探偵』。同作品は、ペット探偵兼何でも屋を営む主人公と、ドッグカフェ「カフェ・エデン」のイケメン店長との日常を描いたライトノベル。日本国内では、2020年9月にC&R社漫画LABOと株式会社博報堂DYデジタルが運営する「アマゾナイトノベルズ」からリリースされ、コアファンからの人気を博した。ベトナムでは書籍として4月29日(木)より販売を開始しており、販売結果等を見て電子書籍化やコミック展開を検討する。

 C&R社では、2010年より中国・上海や北京に拠点を設け、日本の書籍やコミックを紹介・流通させる海外版権エージェンシー事業を行ってきた。また、2012年より国内を中心とした電子書店への取次業務も開始し、これまでに80,000タイトル超の書籍を取り扱い、作家に新たな表現の場と収益の機会を提供してきた。

 漫画LABOは2017年の立ち上げ以来、作画・線画・ストーリーの各工程を、それぞれを得意な漫画家が担当する分業化を採用しており、漫画家の能力を最大限発揮できる体制を構築している。また、時代のトレンドや人気テーマを先取りする独自のマーケティング手法によって、これまで100タイトル以上の作品を世に送り出し、ベストセラーも多数生み出した。

 これらの知見やネットワークを活かし、ベトナムでの海外のライトノベルやコミックの人気の高さ、書き手が少ないという状況、LGBTや多様性への寛容さも踏まえ、同本作品のベトナムでの販売開始となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る