【株式市場】好業績株の再評価強まり日経平均は後場次第に持ち直しTOPIXは堅調反発

取引所

◆日経平均は2万8814円34銭(45円74銭安)、TOPIXは1926.18ポイント(3.20ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億747万株

 6月1日(火)後場の東京株式市場は、前引けにかけて軟化したソニーG<6758>(東1)が米格付け会社の積極評価を受けた買い再燃とされて回復に転じ、トヨタ自<7203>(東1)は連日最高値そのものが買い材料との見方もあり一段とジリ高。日経平均は14時前まで110円安の2万8750円前後を往来し、その後TOPIXの堅調転換につれて下げ幅を縮小した。

 後場は、芝浦メカトロニクス<6590>(東1)が今期の2ケタ増益率予想を再評価とされて一段とジり高傾向になり、日本郵船<9101>(東1)などの海運株が運賃市況高などで一段高。ジー・スリーHD<3647>(東2)はマグネシウム電池や今8月期の大幅増益予想などが言われて一段ジリ高。ブティックス<9272>(東マ)は展示会・商談会のオンライン化で成功組とされてジリ高。シキノハイテック<6614>(JQS)は電力線などの既設配線による高速通信技術などが注目され出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億747万株(前引けは4億2610万株)、売買代金は2兆443億円(同9663億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1361(前引けは968)銘柄、値下がり銘柄数は733(同1082)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、海運、輸送用機器、繊維製品、金属製品、水産農林、石油石炭、ゴム製品、銀行、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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