【株式市場】日経平均は321円高となり2日続伸、値がさ半導体株が久々に大幅高

東京証券取引所

◆日経平均は2万6491円97銭(320円72銭高)、TOPIXは1866.72ポイント(14.98ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億4447万株

 6月24日(金)後場の東京株式市場は、前場軟調だった自動車株が値を戻して始まり、鉄鋼株や非鉄株の一角は断続的に前日比プラス圏に浮上。また、レーザーテック<6920>(東証プライム)が中盤にかけて一段高など、値がさの半導体関連株が一段と強含み、今年初からの調整が6ヵ月を過ぎて日柄面ではアク抜けの見方。日経平均への寄与度の大きい銘柄が多く、日経平均は204円高で始まった後ほぼ大引けまでジリ高基調を続け、前日比で大幅高の2日続伸となった。

 後場は、メルカリ<4385>(東証グロース)が一段ジリ高となり、インドに拠点を設置との発表など好感。JMDC<4483>(東証プライム)は政府の「マイナ保険証」関連株物色が波及とされ一段高。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(東証グロース)は13時頃から急伸しスペイン製のサル痘ウイルスDNA PCR検査キットの発売発表が好感されストップ高。

 24日新規上場となったマイクロ波化学<9227>(東証グロース)は午前9時20分前に550円(公開価格は605円)で初値をつけ、前引けはストップ高の650円で高値引け。後場は大引けまで気配値のままストップ高を続けた。

 東証プライム市場の出来高概算は12億4447万株(前引けは6億2905万株)、売買代金は2兆9585億円(同1兆5048億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1336(前引けは1132)銘柄、値下がり銘柄数は446(同627)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、化学、サービス、ガラス土石、電気機器、精密機器、医薬品、金属製品、小売り、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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