【株式市場】米中貿易摩擦の緩和などに期待が強まり日経平均は一時253円高

株式

◆日経平均は2万2787円33銭(182円72銭高)、TOPIXは1707.09ポイント(15.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億6320万株

■新規上場の2銘柄はそろって初値がつき公開価格を上回る

チャート13 9月13日(木)前場の東京株式市場は、前夜のNY市場で米中の貿易摩擦が緩和する可能性が伝えられ、朝発表の機械受注統計は市場予想を上回ったと受け止められたため、株価指数の先物が先行高する始まりとなり、日経平均は53円高で始まった後、一気に200円高へと急伸した。コマツ<6301>(東1)などの中国景気関連株も高い。一時253円80銭高(2万2858円41銭)まで上げ、9月3日以来の2万2800円台を回復。前引けは182円72銭高(2万2787円33銭)となった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 ブリヂストン<5108>(東1)は英社買収などが材料視されて上げ、台風災害や地震災害を受けて建設技術研究所<9621>(東1)大日本コンサルタント<9797>(東2)は急伸。モルフォ<3653>(東マ)はフィンランド企業の買収が注目されて急伸。一方、米アップル社が「iPhone(アイフォーン)」の新製品「iPhoneXs」などを発表したが、村田製作所<6981>(東1)などの関連株は総じて軟調。

 13日に新規上場となったマリオン<3494>(JQS・売買単位100株)は10時45分に公開価格2380円を60%上回る3800円で初値がついた。その後3860円まで上げ、前引けは3400円。同じく、香陵住販<3495>(JQS・売買単位100株)は9時25分に公開価格を16%上回る1970円で初値がついた。その後1977円まで上げ、前引けは1745円。
 
 東証1部の出来高概算は6億6320万株。売買代金は1兆1209億円。1部上場2108銘柄のうち、値上がり銘柄数は1339銘柄、値下がり銘柄数は666銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る