【銘柄フラッシュ】トヨタが新種類株の可決で一時上げ新規上場2銘柄は好発進

銘柄

 16日は、トヨタ自動車<7203>(東1)が13時頃に急浮上して堅調転換する場面があり、本日の株主総会で新種の株式「AA型種類株」を可決と伝えられたことが好感されたようだが、全体相場が安いままのため大引けは0.2%安の小反落となった。

 セキュリティ関連株は全面高から騰勢一服となり、FFRI<3692>(東マ)が2.9%安、セキュアヴェイル<3042>(JQG)が8.9%安。昨日の年金支給日に特段、個人情報流出などによる被害が伝えられなかったため目先筋の利食い売りが出たとの見方。また、MERS(中東呼吸器症候群)関連株も高安混在となったが、中で海外渡航者向け医療サービスなどの日本エマージェンシーアシスタンス<6063>(JQS)は出遅れ株とされて14.6%高の急伸。アンジェスMG<4563>(東マ)は昨日の「エボラ出血熱」対策薬の発表などを受けて7.8%高となり活況高。ペプチドリーム<4587>(東マ)は6月末の株式分割などが材料視されて5.7%高の高値更新。ハウスドゥ<3457>(東マ)も6月末の株式分割などが材料視されて7.0%高と出直りを強めた。

 本日は2銘柄が新規上場となり、4月30日の2銘柄上場以来、中断状態だったIPO(新規上場・公開)が再開された。スマートバリュー<9417>(JASDAQ)はドコモショップ事業などを展開し、前後場とも買い気配を上げたまま売買が成立せず、大引けは公開価格1580円に対し2.3倍の2686円の買い気配。気配値のまま上げる場合の上限に達した。

 ヘリオス(4593、東証マザーズ)は理研(理化学研究所)発の創薬企業で、公開価格1200円に対し9時40分に1470円で初値がつき、高値は14時過ぎの1763円、大引けは1688円だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る