【株式市場】日経平均は一時3万1円まで下げたが踏ん張る、原油高で海運株など安い

東京証券取引所

◆日経平均は3万139円65銭(100円41銭安)、TOPIXは2077.77ポイント(9.97ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億7758万株

 9月28日(火)前場の東京株式市場は、原油相場の一段高を受けて出光興産<5019>(東1)が戻り高値を更新など石油・資源株が上げた一方、ここ3ヵ月近く相場をけん引してきた海運株が日本郵船<9101>(東1)はじめ軒並み下落。緊急事態宣言の解除で上げてきたセクターも空運は一服模様で買い一巡感。日経平均は午前9時半頃に3万円ギリギリの3万1円99銭(238円07銭安)まで下げて一進一退となり、11時頃から持ち直したが前日比では軟調だった。

 ジューテックHD<3157>(東1)が業績予想の増額修正など好感されて一時ストップ高。Jトラスト<8508>(東2)は今期の業績への期待などで一段と出直り拡大。トランスジェニック<2342>(東マ)はグループ会社の新型コロナ変異株スクリーニング検査受託事業等への期待が言われて出直り拡大。グッドライフC2970>(JQS)は今12月期の業績期待などで出直り継続。

 4銘柄が新規上場となり、ジィ・シィ企画<4073>(東マ)は午前10時7分に公開価格1890円の35%高の2560円で初値をつけ、3060円まで上げて高値引け。ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント、ロボペイ)<4374>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格公開価格1860円を70%上回る3165円の買い気配。リベロ<9245>(東マ)は午前10時5分に公開価格1400円38%上回る1940円で初値をつけ、その後1945円まで上げ、前引けは1940円。デジタリフト<9244>(東マ)午前10時6分に2110円(公開価格1570円の34%高)で初値をつけ、その後2540円まで上げて前引けは2110円。

 東証1部の出来高概算は6億7758万株、売買代金は1兆7339億円。1部上場2186銘柄のうち、値上がり銘柄数は649銘柄、値下がり銘柄数は1440銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は13業種となり、鉱業、輸送用機器、銀行、繊維製品、石油石炭、非鉄金属、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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