【株式市場】日経平均は117円高、中国からの入国緩和や円安など好感され幅広く買われる

◆日経平均は2万7541円40銭(117円44銭高)、TOPIXは1998.19ポイント(5.41ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億1519万株

 2月28日(火)前場の東京株式市場は、NY株の反発と為替の円安基調に加え、中国からの渡航者に対する新型コロナ関連の制限が3月1日に緩和されることなどを受け、輸出関連株とともに訪日観光関連の内需株なども買われ、日経平均は取引開始後に161円21銭高(2万7585円17銭)まで上げた後も上げ幅130円前後で堅調に推移した。ホンダ<7267>(東証プライム)はPBR1倍未満株を物色する潮流にも乗り高値を更新。大丸、松坂屋のJ.フロント リテイリング<3086>(東証プライム)は昨年来の高値に接近。ゆうちょ銀行<7182>(東証プライム)は次第に堅調さを増し日本郵政<6178>(東証プライム)による株式一部売却を好評価。日本郵船<9101>(東証プライム)は今年に入っての高値を更新した。

 セントラル硝子<4044>(東証プライム)は業績予想の増額修正など好感され急伸。菊水電子工業<6912>(東証スタンダード)は業績予想と配当予想の増額修正を受け再び一段高。まんだらけ<2652>(東証スタンダード)は1月の月次動向と中国人観光客の回復期待などで再び一段高。マイクロアド<9553>(東証グロース)は台湾法人の提携など好感されストップ高。プラッツ<7813>(東証グロース)は業績予想の増額修正を受け急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億1519万株、売買代金は1兆2128億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は965銘柄、値下がり銘柄数は776銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、海運、不動産、サービス、ゴム製品、情報通信、石油石炭、輸送用機器、電気機器、小売り、陸運、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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