マブチモーター開発の移動体用モーターを搭載した搬送用自律移動ロボットが「令和3年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」に参画

 マブチモーター<6592>(東1)は12日、同社が開発した移動体用モーターを搭載した搬送用自律移動ロボットが、神奈川県が推進する「令和3年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」に参画することが決定したと発表。

 採用されたロボットは、株式会社Piezo Sonic(本社:東京都世田谷区)製の搬送用自律移動ロボット『Mighty』で、同事業では「移動支援ロボット」というプロジェクトテーマにおいて、自律移動ロボットを導入し、屋外駐車場から病院本棟入口までの誘導・案内を実証する、というもの。

 Mightyに搭載されているのは、同社が開発した移動体用モーター「IS-74BZA」とコントローラー「DS-34EC1」で、「IS-74BZA」は気密性の高い防水構造で、かつ薄型設計で取り付けスペースのスリム化を実現することが特長。

 同社とPiezo Sonic社は2019年に協力関係がスタート、「小型・軽量で高トルクのモーター」というご要望に対して、モーター単品の機能部分だけでなく制御も含め技術者の交流を重ね、Mightyの開発を実現した。これまでPiezo Sonic社は、第25回おおた工業フェアや、HANEDA INNOVATION CITYオープニングイベント等でMightyのデモンストレーションを行っており、今後もつくばチャレンジ2021(2021年10月)への参加や2022国際ロボット展(2022年3月)への出展等を予定している。

 生活支援ロボットなどの移動体は、人との接触を減らすことを可能にするため、新型コロナウイルス感染症対策にも有用だと考えられ、一層の実用化・普及推進が期待されている。また移動体や協調ロボットは、人手不足という社会課題の解決につながる手段として、同社は移動体用モーターや協調ロボット用モーターといったブラシレスモーターの開発に注力している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る