科研製薬は後場持ち直し底堅い、四半期決算発表を受けた売り一巡後は買い優勢

■第2四半期は研究開発費の拡充で減益だったが通期は増収増益を想定

 科研製薬<4521>(東1)は11月5日、朝方の4285円(205円安)を下値に回復し、大引けは4355円(135円安)で持ち直す相場となった。4日午後に発表した2022年3月期・第2四半期の連結決算(2021年4~9月・累計)が各利益とも減益となったため様子見の姿勢はあるが、売上高は同2.2%増の375.88億円となり、売り注文が消化された後は見直し買いが優勢の雰囲気になっている。

 第2四半期累計の連結営業利益は同7.6%減の90.36億円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益も同7.0%減の67.21億円となった。利益面では、主に販売費と一般管理費の増加が減益要因になったが、その多くは研究開発費を対前年同期比22.7%増加し40.1億円としたため。一方、財務面では、自己資本比率が83.5%(前連結会計年度末83.4%)と向上した。研究開発費は前向きの出費になり、総じて底堅い決算だったとの見方が出ている。

 3月通期の連結業績見通しは従来予想と変わらず、売上高が792億円(前期比5.6%増加)、営業利益が188億円(同5.7%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は140億円(同4.4%増加)。調査筋からは上振れる可能性に言及する声も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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