新光電工が上場来高値を更新、第2四半期の大幅増益と業績予想の大幅増額など好感

株式市場 銘柄

■パソコン、サーバー向け、スマホ向け、半導体製造装置向けなど好調

 新光電気工業<6967>(東1)は10月27日、一段高となり、取引開始から30分を経た午前9時30分過ぎに15%高の4440円(570円高)まで上げ、株式分割など調整後の上場来高値を1ヵ月半ぶりに更新した。26日の15時に発表した第2四半期連結決算(2021年4~9月・累計)が営業利益4.1倍などと全体に大幅増加し、3月通期の連結業績予想の増額修正も発表。好感買いが先行している。野村證券が目標株価を引き上げたと伝えられた。

 4~9月は、パソコン、サーバー向けの需要拡大に加え、ハイエンドスマートフォン向けにIC
組立の受注が増加し、半導体製造装置向けセラミック静電チャックは大きく増加。連結売上高は1259.22億円(前年同期比49.1%増)となり、営業利益は300.67億円(同4.1倍)など、売上高、各利益とも上期として最高を更新した。3月通期の連結業績予想を全体に増額し、営業利益は従来予想を46.3%上回る594億円の見込み(前期比2.5倍)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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