岡野バルブは後場もストップ高買い気配、原発工事が想定よりも大幅に進捗し業績予想を大幅に増額修正

■今期は決算期変更にともない10か月決算だが営業利益は前回予想を74%上回る見込みに

 岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は6月19日、後場も買い気配のままストップ高の6160円(1000円高、19%高)で始まり、朝の取引開始から値のつかないまま急伸している。18日の夕方、福島第一原子力発電所や女川原子力発電所での工事が想定よりも大幅に進捗したことなどを要因に業績予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが殺到している。値がつけば約5か月ぶりに6000円台を回復することになる。

 同社の決算期は2024年度まで11月だったが、2025年度からは9月に変更したため、今期(25年9月期)は変更にともない10か月間(24年12月1日から25年9月30日まで)になる。その25年9月期の通期連結業績見通しは、売上高を前回予想比8.2%増の69億28百万円の見込みとし、営業利益は同74.2%増の9億20百万円に、親会社株主に帰属する当期純利益は同79.0%増の7億円の見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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