富士フイルムHDが大きく出直る、NY株式市場で比較的大きく上げ好業績などへの注目再燃

■今期最高益を見込み、配当は12期連続で増配の予定

 富士フイルムホールディングス(富士フイルムHD)<4901>(東1)は1月7日、反発して始まり、取引開始後は4%高に迫る8734円(316円高)まで上げて出直っている。証券会社による投資判断が出ている模様であるほか、NY株式市場で1.6%高と比較的大きく上げ、新型コロナ薬関連株として期待されたようだ。業績は今期最高益を見込み、12期連続の増配を行う予定だ。

 先に発表した第2四半期決算で今3月期の連結業績予想、配当予想を増額修正し、営業利益は過去最高の2200億円としたほか、年間配当予想は1株につき10円引き上げて110円の予定とした。12期連続の増配になる。その割に株価は昨年9月の1万55円を高値に調整色を強めているが、この高値から3ヵ月を経過し、信用買い残の減少が目立ってきたとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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