日精蝋が大きく出直る、業績予想の増額修正と復配など好感される

銘柄フラッシュ

■原油高による製品市況改善などで前12月期の利益81%増額

 日本精蝋<5010>(東2)は1月24日、買い気配の後5%高の199円(10円高)で始まり、このところの横ばい小動き相場から大きく出直っている。21日の15時に2021年12月期の連結業績予想の増額修正と未定だった配当額(1株2.5円、期末一括)を発表し、好感買いが先行している。配当は2期ぶりの復配になる。

 原油相場の上昇にともない、製品市況が改善したことによる売上高増、及び固定費における継続的なコストダウンの取組み、為替差益、棚卸評価損の減少などを要因に、21年2月に発表した予想を売上高は13.9%引き上げ、営業利益、当期純利益は各々同81.8%引き上げた。全体相場が続落模様のため、株価は伸び悩んでいるが、こうした好業績発表銘柄は全体相場が落ち着くとともに再評価されるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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