第一生命HDが高値を更新、国内長期金利の高水準など材料視、27日にかけては配当狙いの買いも

■不動産関連事業で丸紅グループと連携、新展開に期待する動きも

 第一生命HD(第一生命ホールディングス)<8750>(東証プライム)は3月26日、一段高で始り、取引開始後は4722円(72円高)をつけて約1か月ぶりに2025年の高値を更新している。債券市場で国内長期金利の指標となる新発10年国債の利回りが1.575%(前日比変わらず)で始まり、引き続き2008年以来約17年ぶりの高水準となり、資産運用環境の好転などへの期待が続いている。また、今年の3月期末配当を確保する買付期限(権利付最終日)は3月27日とあって、配当を意識した買いも旺盛の様子だ。

 また、2025年7月1日を効力発生予定日として、丸紅<8002>(東証プライム)との間で両社グループの不動産関連事業の連携を強め、丸紅都市開発を両社が50%ずつ出資する中間持株会社とする計画を2月に発表しており、不動産関連事業の新展開に期待する動きもある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る