ソフトクリエイトホールディングスは22年3月期3Q累計大幅増益、通期上振れ濃厚

(決算速報)

ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1、新市場区分プライム)は2月1日の取引時間終了後に22年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも順調に拡大して大幅増益だった。通期予想を据え置いたが上振れが濃厚であり、EC市場拡大やDXの流れも背景として収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響で昨年来高値圏から急反落の形となったが利益確定売り一巡感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。

■22年3月期3Q累計大幅増益、通期上振れ濃厚で収益拡大基調

22年3月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が156億65百万円(収益認識基準適用のため増減率非掲載)、営業利益が前年同期比19.5%増の31億45百万円、経常利益が22.3%増の32億49百万円、親会社株主帰属四半期純利益が23.6%増の18億89百万円だった。なお収益認識基準適用の影響額として、売上高が49億71百万円減少、売上原価が50億円減少、営業利益、経常利益、税金等調整前四半期純利益がそれぞれ28百万円増加している。

収益認識基準適用のため見掛け上は減収の形(特に物品販売の売上が減少)だが、従来基準による売上高は17.7%増の206億円だった。ECサイト構築やECクラウドサービスへの投資需要が高水準に推移してECソリューション事業が順調に拡大した。子会社エイトレッド<3969>のワークフローサービスなどITソリューション事業も順調に拡大した。人件費の増加などを吸収して大幅増益だった。

セグメント別に見ると、ECソリューション事業は売上高が86億45百万円でセグメント利益(全社費用等調整前経常利益)が22.6%増の25億07百万円、ITソリューション事業は売上高が70億20百万円で利益が24.9%増の17億58百万円だった。収益認識基準適用の影響額として、ECソリューション事業は売上高が17億45百万円減少して利益が26百万円増加、ITソリューション事業は売上高が32億25百万円減少して利益が2百万円増加している。

なおECソリューション事業の売上構成比はECサイト構築が58.9%、デジタルマーケティングが20.7%、ECクラウドサービスが6.8%、ITソリューション事業の売上構成比はセキュリティ・インフラ構築が33.1%、ITパッケージが13.1%、ITクラウドサービスが12.1%、IT機器が11.9%だった。

四半期別に見ると、第1四半期は売上高が49億26百万円で経常利益が9億51百万円、第2四半期は売上高が53億51百万円で経常利益が11億98百万円、第3四半期は売上高が53億88百万円で経常利益が11億円だった。

通期連結業績予想は据え置いて、売上高が192億円、営業利益が21年3月期比10.0%増の35億50百万円、経常利益が10.1%増の35億75百万円、親会社株主帰属当期純利益が10.0%増の20億円としている。なお配当予想は21年10月20日付で上方修正(第2四半期末5円、期末5円、合計10円上方修正)して、21年3月期比10円増配の40円(第2四半期末20円、期末20円)としている。

先行き不透明感を考慮して通期予想を据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高が82%、営業利益が89%、経常利益が91%、親会社株主帰属当期純利益が94%と高水準である。通期予想は上振れが濃厚であり、EC市場拡大やDXの流れも背景として収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

株価は地合い悪化の影響で昨年来高値圏から急反落の形となったが利益確定売り一巡感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。2月1日の終値は3630円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS150円51銭で算出)は約24倍、時価総額は約500億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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