富士フイルムHDが大きく出直る、第3四半期55%増益となり通期の業績予想を増額修正

業績でみる株価

■約3週間ぶりに8000円台を回復

 富士フイルムホールディングス(富士フイルムHD)<4901>(東1)は2月10日、大きく出直って始まり、取引開始と同時に4%高の8120円(300円高)まで上げ、取引時間中としては今年1月19日以来の8000円台を回復している。9日の15時に第3四半期決算と3月通期の連結業績予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。

 第3四半期累計期間(2021年4~12月)の連結業績(米国基準)は、売上高が前年同期比18.3%増加し、営業利益は同54.8%増加。また、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を2.3%上回る2250億円の見込み(前期比36.0%増)とした。株主に帰属する当期純利益は同じく5.7%上回る1850億円の見込み(同2.1%増)に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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