【株式市場】日経平均は73円安、後場値を保てず4日続落し昨年来安値を3日連続更新

◆日経平均は2万4717円53銭(73円42銭安)、TOPIXは1758.89ポイント(0.97ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億51万株

 3月9日(水)後場の東京株式市場は、ブリヂストン<5108>(東1)が14時にかけて一段ジリ高など、2月以降の下げの大きかった銘柄の一角が高く、半導体関連株も信越化学<4063>(東1)などが14時にかけて一段ジリ高の場面があった。ただ、日経平均は前引けを下回って始まり、ロシアが米欧企業への支払いをルーブルで行うとしたため、ルーブル急落により不足の損害を被る企業が発生する懸念などが言われ、14時40分頃からは軟化。大引けは4日続落となり昨年来の安値を3日連続更新した。

 後場は、いすゞ自<7202>(東1)が前場の高値水準を保って推移し、日野自の排ガスデータ不正などで漁夫の利など期待。Abalance<3856>(東2)は一段と反発幅を広げ、3月23日まで明治機械<6334>(東2)へのTOB(公開買付)を実施中で子会社化後の展開に期待再燃の様子。INCLUSIVE<7078>(東マ)は後場寄りから急動意となりストップ高、宇宙事業開発会社の設立発表など材料視。ブロードバンドセキュリティ<4398>(JQS)はサイバー攻撃対策需要拡大などの追い風が言われて急反発。アサカ理研<5724>(JQS)は廃パソコンなどからの貴金属再生に注目再燃し急反発。

 東証1部の出来高概算は15億51万株(前引けは7億1110万株)、売買代金は3兆2731億円(同1兆5913億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は886(前引けは1487)銘柄、値下がり銘柄数は1209(同596)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、空運、銀行、その他金融、輸送用機器、その他製品、保険、機械、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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