【株式市場】日経平均は1502円安、円高とトランプ関税への警戒感などで今年最大の下げ幅

◆日経平均は3万5617円56銭(1502円77銭安)、TOPIXは2658.73ポイント(98.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は年度末日とあって後場増加し23億3555万株

 3月31日(月)後場の東京株式市場は、4月2日発動予定の「トランプ関税」についてトランプ大統領が「例外はない」と発信したとされ、日経平均は1445円安で始まった後ジリ安となり、13時過ぎには前場の安値を割り込んで1578円61銭安(3万5541円72銭)まで下押した。その後も大引けまで底練り状態のまま大幅続落。今年最大の下げ幅で、2024年9月30日の1910円安以来の下げ幅。大引けの3万6000円割れは24年9月11日以来となった。

 後場は、松屋<8237>(東証プライム)が一段強い値動きとなり前場に続いて増配など好感。アイダエンジ<6118>(東証プライム)も一段強含み前週末発表の資本政策の見直しを好感。オーネックス<5987>(東証スタンダード)は洋上風力用機器関連の拡大期待等あるようで後場一段強調。丸千代山岡家<3399>(東証スタンダード)は一段ジリ高となり中期計画など好感。ショーケース<3909>(東証スタンダード)は学生生活に寄り添う新サービスによる地域活性化などに期待強く一段高。

 新規上場のジグザグ<340A>(東証グロース)は2030円(公開価格1500円の35%高)で初値をつけ2199円(同47%高)まで上げ、後場は売買交錯のまま大引けは2080円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は年度末日とあって後場増加し23億3555万株(前引けは9億8204万株)、売買代金は5兆3701億円(同2兆1624億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は52(前引けは43)銘柄、値下がり銘柄数は1575(同1581)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種が値下がりし、下落率の大きい業種は、非鉄金属、その他製品、保険、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る