【株式市場】地政学的リスクを気にする雰囲気あり日経平均は軟調小動きだが材料株物色は活発

株式

◆日経平均の終値は1万9379円14銭(90円03銭安)、TOPIXは1554.90ポイント(3.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく14億897万株

チャート5 6日後場の東京株式市場は、北朝鮮のミサイル発射に対し米国や中国がどのような姿勢をとるのか地政学的リスクを気にする雰囲気があり、日経平均は80円安(1万9390円)前後で一進一退を続け、高値と安値の幅は60円程度に過ぎなかった。一方、材料株物色は活発で、日経JASDAQ平均や東証マザーズ指数は前引けに続いて高い。

 後場は、JXホールディングス<5020>(東1)が資源市況高傾向や国際緊張による原油高観測などを受けて昨年来の高値を更新し、日本通信<9424>(東1)は格安スマホサービス拡大への期待などで一段ジリ高。JPホールディングス<2749>(東1)は政府が6月にも待機児童対策の新プランと伝えられて年初来の高値。ITbook<3742>(東マ)は自治体の情報システム強靭性向上策に期待とされてストップ高。セグエグループ<3968>(JQS)は業績好調でセキュリティショー2017にも期待とされて上場来の高値。

 東証1部の出来高概算は14億897万株(前引けは6億553万株)、売買代金は1兆7209億円(同7908億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は946(同911)銘柄、値下がり銘柄数は930(同918)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉄鋼、その他製品、鉱業、食料品、情報・通信、ゴム製品、化学、輸送用機器、などだった。

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