アンジェスが補助金収入118百万円を第2四半期に計上

■国の創薬支援事業「新型コロナワクチン開発」に係る補助金

 アンジェス<4563>(東証グロース)は6月16日の16時、補助金収入118百万円を今期・2022年12月期の第2四半期連結会計期間(22年4~6月)に計上すると発表した。

 発表によると、これは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)より採択された創薬支援推進事業「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」に関する委託研究開発契約に基づくもの。

 本契約に基づき、AMEDより既に入金が行われており、2020年度分については2021年12月期・第4四半期連結会計期間に1400百万円を補助金収入に計上した。21年度分については本契約の適正な執行確保のための検査が21年12月期連結会計年度末で未確定であったことから前受金に計上していた。これについての確定検査の結果通知を受領したことから、前受金として計上していた当該年度委託研究開発費を営業外収益に振替えたことによる。

■通期の業績予想は引き続き開示を見合わせる方針

 2022年度の業績見通しについては、支出に関しては、研究開発費が大半を占めているが、臨床試験の進捗によって、大幅に金額が変わってくること、また、収益に関しては、開発品の導出の可能性や、営業外収益としている新型コロナウイルス感染症ワクチン開発助成金の計上認識時期が一部来年度に持ち越される可能性があり、現時点で22年度の収益としての算出が困難であるため、通期の業績予想は開示を見合わせることとした。なお、今後の事業の進捗を踏まえ、合理的な算出が可能になり次第速やかに開示するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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