
■新組織「ノムラ・アセットマネジメント・インターナショナル」を設立
野村ホールディングス<8604>(東証プライム)は12月1日8時、マッコーリー・グループの米国および欧州におけるパブリック・アセットマネジメント事業の全株式取得を完了したと発表した。取得価額は約18億米ドル(約2,814億円)で、対象事業の運用資産残高(AUM)は約1,660億米ドル(2025年10月末時点)となる。同社は4月に合意を公表しており、今回の取得完了により米欧での運用力と販売基盤の取り込みが進んだ。
同取得は、野村グループが掲げるインベストメント・マネジメント事業のグローバル展開を大きく後押しする位置づけとなる。同社は対象事業の統合によってAUMの拡大やビジネス多角化を図り、プライベート領域のさらなる強化につなげる方針で、日本および海外の顧客に多様な投資機会を提供していく考えだ。
取得完了を受け、同社は既存の米国運用会社2社と対象事業を統合し、新組織「ノムラ・アセットマネジメント・インターナショナル」を設立する。主要拠点はニューヨークとフィラデルフィアとなり、今後「Nomura Asset Management」ブランドで事業展開する。また、マッコーリー・グループとは商品販売や投資戦略の共同開発に関する戦略的パートナーシップを締結し、付加価値創出に向け共同ワーキンググループを設置した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















