東レが年初来の高値を更新、先端技術関連発表などに注目強く「目標株価」追い打ち

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■ウイルス100倍の速度で不活化、空気電池用イオン伝導ポリマー膜など

 東レ<3402>(東証プライム)は6月17日、3日続伸基調となり、午前11時にかけては3%高の753.5円(20.9円高)前後で推移し、約5ヵ月ぶりに年初来の高値を更新している。ゴールドマン・サックス(GS)証券が目標株価を220円引き上げて950円に見直したと伝えられているが、このところ、東欧でのバッテリーセパレータフィルム合弁会社設立(6月16日発表)、空気電池用イオン伝導ポリマー膜の創出(6月1日)などの発表が相次いでいるため、材料株としての注目が強まっているようだ。

 5月26日には、「ウイルスを従来比約100倍の速度で不活化」(即効性に優れる新たな抗ウイルス粒子を開発)と発表し、注目され、直前まで660円前後だった株価が6月初旬には700円台に乗った。業績が好調なためか、株価材料に反応しやすい印象がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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