フェニックスバイオはストップ高の後も値を保つ、ジーエヌアイグループの「肝炎」関連発表に触発されたとの見方

銘柄

■事業計画で肝炎分野について「新薬開発が活発な中国など成長余地」と

 フェニックスバイオ<6190>(東証グロース)は7月15日、朝方一時ストップ高の713円(100円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新し、後場も14%高の700円(87円高)前後で値を保ち急伸商状となっている。700円台は、取引時間中としては2021年11月5日以来になる。

 業績に黒字化期待があり、6月下旬に発表した『事業計画及び成長可能性に関する説明資料』では、肝炎分野について「罹患者が多く新薬開発が活発な中国市場など成長余地」と表記。15日朝にジーエヌアイグループ<2160>(東証グロース)が中国子会社による慢性B型肝炎による肝硬変治療のためのヒドロニドン(F351)の臨床試験結果と米学会誌への発表に関するリリースを発表し、株価が一段高となっているため、フェニックスバイオにも連想買いが集まったとの見方が出ている。連想買いに過ぎないとすれば単発高にとどまる可能性はあるが、今年の株価は短期急伸が終わった後その高値を指向するケースがみられるとされ、短期急伸が「斥候足(せっこうあし)」になると期待する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る