極洋は再び上値を指向、マグロ養殖に続き世界最大級の陸上養殖サーモンで『食糧安保』関連株の見方

株式市場 銘柄

■業績は回復から拡大傾向に移ってきたとの見方で時事的材料にも好反応

 極洋<1301>(東証プライム)は7月15日、再び上値を指向する相場となり、後場寄り後に一段と強含んで3655円(65円高)まで上げ、2日前につけた2018年以来の高値3665円に迫っている。水産株の中では3番手のイメージだが、マグロ養殖事業では2017年に天然種苗に頼らない完全養殖クロマグロ「本鮪の極つなぐ〈TUNAGU〉」を初出荷するなどで先行。このところ関心が高まっている『食糧安保』関連株として、注目の強まる相場となっている。

 中期経営計画「Build up Platform 2024」では、「建設中の世界最大級・閉鎖循環式陸上養殖場で生産するサーモン2025年より販売」とし、養殖事業のさらなる拡大が実現する見込み。業績は回復から拡大傾向に移ってきたとの指摘があり、時事的な株価材料にも反応しやすくなってきた面があるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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