【株式市場】日経平均は11円安、後場は小動きに終始する中でTOPIXは小反発

◆日経平均は2万8930円33銭(11円81銭安)、TOPIXは1994.52ポイント(4.02ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億2240万株

 8月19日(金)後場の東京株式市場は、三井松島HD<1518>(東証プライム)や石油資源開発<1662>(東証プライム)が一段と上げ、日本製鉄<5401>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)も一段強含んで推移。ただ、自動車株でもダレ模様の銘柄があるなどで個別物色の色彩が濃く、日経平均が2万8000円台に乗って以降、目先的には利食い売りが出やすい地合いとされた。日経平均は26円高で始まり、中国の計画停電が広がる可能性なども言われ、小動き横ばいに終始し、大引けは軟調で小幅続落となった。一方、TOPIXは堅調で小反発となった。

 後場は、ミマキエンジニアリング<6638>(東証プライム)が一段高となり、8月上旬の急伸後の調整が煮詰まったとされ業績予想の増額などを再び買う動き。LAホールディングス<2986>(東証グロース)は業績上振れ期待など言われて一段高となり高値更新。アルファ<4760>(東証スタンダード)はお祭り用品の回復などで8月決算に期待とされ後場は終始買い気配のままストップ高。日本出版貿易<8072>(東証スタンダード)は四半期決算を好感した急騰後の調整が移動平均の位置で止まったとされ急反発し後場は終始買い気配のままストップ高。田中化学研究所<4080>(東証スタンダード)は米GMと韓国LGが米国に新たな電池工場を検討とされ連想買いに戻り高値。AHCグループ<7083>(東証グロース)は実績ある2社の子会社化など好感され前後場とも大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億2240万株(前引けは5億3530万株)、売買代金は2兆3964億円(同1兆2927億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1077(前引けは1167)銘柄、値下がり銘柄数は650(同576)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、鉱業、パルプ紙、非鉄金属、電気機器、輸送用機器、卸売り、水産農林、建設、機械、海運、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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