【株式市場】工作機械受注の減少など影響し主な株価指数はすべて安い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7871円50銭(363円24銭安)、TOPIXは1468.52ポイント(34.61ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億8673万株

チャート12 14日前場の東京株式市場は、昨日発表の9月の工作機械受注額が2カ月連続減少し、国内受注が27カ月ぶりに前年同月を下回ったと伝えられてファナック<6954>(東1)が4%安となるなど景況感への懸念が拡大。日経平均は10時過ぎに381円55銭安(1万7853円19銭)まで下げ、前引けも363円24銭安の1万7871円50銭となった。主な株価指数はすべて安い。

 中で、新日本科学<2395>(東1)が持分会社の米国上場にともなう特別利益などに期待しストップ高となり、ベスト電器<8175>(東1)は昨日発表した四半期決算などが好感されて活況高。ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東マ)は引き続き前週末売買日の9日に発表した業績予想の増額修正や新製品が好感されて大幅続伸。エナリス<6079>(東マ)グリムス<3150>(JQS)は主力株が安いため来年4月の電力小売自由化に向けた関連株物色が再燃とされて活況高。

 東証1部の出来高概算は12億8673万株、売買代金は1兆1659億円。1部上場1900柄のうち、値上がり銘柄数は149銘柄、値下がり銘柄数は1702銘柄となった。

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