日本製鋼は9月中間配当の増配など好感され続伸基調で始まる、未定だった純利益の予想も開示

業績でみる株価

■中間配当は1株29円(前期比6.5円増)の予定に

 日本製鋼所<5631>(東証プライム)は9月21日、続伸基調で始まり、取引開始後は5%高に迫る3195円(150円高)まで上げ、再び出直っている。20日の15時に今3月期の連結業績予想の修正と未定だった当期純利益の予想、配当予想を発表し、業績予想は減額したが第2四半期末(9月末・中間配当)の配当を1株29円(前期比6.5円増)としたことなどが好感されている。年間では1円増の58円の予定とした。

 今3月期の連結業績予想のうち、親会社株主に帰属する当期純利益については、製品の一部で判明した不適切行為が業績に与える影響を合理的に算定することが困難であったことから未定としていたが、140億円の見込み(前期比0.4%の増加)と発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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