キヤノンは朝安の後大きく切り返す、第2四半期決算モノ足りなかったようだが売りは早々一巡の様子

■通期予想を売上高16%増額修正し営業利益は33%増額、増配

 キヤノン<7751>(東証プライム)は7月27日、取引開始後に約5%安(149.0円安の3051.0円)まで下押したが、午前10時にかけては2%安(64.0円安の3136.0円)まで切り返し、底堅い相場となっている。26日の15時に第2四半期連結決算と12月通期の業績・配当予想の増額修正を発表。機関投資家などの事前予想からはモノ足りなかったようだが、売りは取引開始後早々に一巡した格好となっている。12月期末配当は1株につき従来予想比10円増、前年同期比15円の60円とした。年間配当は120円(20円の増配)とした。

 売上高は従来予想を16.1%上回る4兆800億円の見込み(前期比16.1%増)に、営業利益は同33.4%上回る3760億円の見込み(同33.4%増)に、当社株主に帰属する当期純利益は同22.0%上回る2620億円の見込み(同22.0%増)に、各々見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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