東芝は9%高のあと売買交錯、現時価総額の3割増に近い額での買収観測が伝えられ思惑錯綜

■優先交渉権を持つ企業連合が買収額2兆8000億円を想定と伝わる

 東芝<6502>(東証プライム)は10月13日、飛び出すように大きく出直り、取引開始後に9%高の5616円(483円高)まで上げた後も7%高の5500円台で推移し、出来高も急増。今年6月の値段を回復している。現在の時価総額の3割増に近い額での買収観測が伝えられ、株高期待が強まっている。

 同社株は今朝、買い気配で始まり、「経営再建案を巡り優先交渉権を与えた企業連合が、東芝の買収額として2兆8000億円を想定していることが関係者の話で分かったと共同通信が12日に報じ、手掛かりになっている」(ロイターニュース10月13日9:10午前)。と伝えられた。さらに、「共同通信が12日夜、『東芝が経営再建案を巡り優先交渉権を与えた企業連合が、東芝の非上場化に向けた買収額として2兆8千億円を想定していることが12日、関係者の話で分かった』と報じた。(中略)東芝の12日時点の時価総額はおよそ2兆2000億円」(日経速報ニュース10月13日9:20)と伝えられ、思惑含みの売買が交錯している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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