日清製粉G本社は全体安に逆行高、営業利益など増額修正、純利益を下方修正したが豪州製粉事業の改善など期待

銘柄フラッシュ

■今3月期の営業利益は従来予想を10%上回る見込みに修正

 日清製粉グループ本社(日清製粉G本社)<2002>(東証プライム)は10月20日、反発基調で始まり、取引開始後は1570円(42円高)まで上げ、このところの出直り相場で高値に進んでいる。19日の15時30分に業績予想(第2四半期、通期)の増額修正を発表し、今3月期の連結営業利益の見通しを従来予想比10.0%増の330億円の見込み(前期比12.1%増)などとし、好感買いが先行。純利益は減損損失の計上により185億円の赤字の見込みとしたが、日経平均の200円安に逆行高となっている。

 今3月期の連結売上高の見通しは同2.6%増の見込みとした。純利益については、豪州製粉事業に係るのれんを含む固定資産の減損損失を第2四半期に計上する予定で、185億円の赤字の見込みとした。豪州製粉事業の事業計画について再検証を行ったとし、経営効率化への期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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