ヴィッツがストップ高、「MaaS」関連事業と株式需給の両面で材料視される

■持続可能な公共交通を実現すべく自治体と取り組む

 ヴィッツ<4440>(東1)は8月24日、時間とともに上げ幅を拡大し、10時30分過ぎに一時3420円(502円高)まで上げてストップ高となった、前週後半から次第に上げピッチを強め、近未来交通システムへの取り組みと、株式需給の引き締まり観測の両面で材料視されている。

 クルマのIoT化などの次世代モビリティサービス「MaaS」関連事業として、持続可能な公共交通を実現する目的で、広告やエンターテイメントサービスによる収益を交通事業に循環させる、利益循環型サービスの有効性の検証を北海道北広島市と行うことを発表済み。

 また、7月31日付で東証マザーズから東証1部に市場変更した。8月末からTOPIX(東証1部全銘柄で算出)の算出対象になるため、年金基金などのTOPIX連動運用ファンドによる組み入れ需要が発生する。株価材料として再燃してきたようだ。(HC)

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