【株式市場】日経平均は52円安となり反落模様、NYダウ2ドル高にとどまり自動車株など安い

東京証券取引所

◆日経平均は2万7379円40銭(52円44銭安)、TOPIXは1908.31ポイント(19.90ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億4992万株

 10月27日(木)前場の東京株式市場は、NY株式市場でダウ平均が2ドル高にとどまったことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株が反落模様となり、鉄鋼、海運は続落模様となった。一方、東京エレク<8035>(東証プライム)は始値を除いて堅調に推移するなど、半導体関連株は総じてしっかり。原油高を受けてINPEX<1605>(東証プライム)などの石油株も高い。日経平均は24円安で始まり、日銀の金融政策会合(27、28日)への期待などで何度か小高くなり18円42銭高(2万7450円26銭)まで上げる場面があったが、前引けは小安くなった。

 九電工<1959>(東証プライム)が四半期決算など材料視されて急伸し、カプコン<9697>(東証プライム)は魚席よその増額修正もあり上場来の高値を更新。トビラシステムズ<4441>(東証プライム)はNTTドコモにデータベース提供など好感され急伸。ナガホリ<8139>(東証スタンダード)は訪日外国人による需要回復など期待大と一段高。ポート<7047>(東証グロース)は第2四半期決算や業務提携など好感され一段と出直り拡大。

 新規上場のFCE Holdings<9564>(東証スタンダード)は午前10時前に2060円(公開価格1560円の32%高)で売買が成立し初値をつけた。その後2179円(同39.7%高)まで上げ、前引けは1868円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4992万株、売買代金は1兆3745億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は474銘柄、値下がり銘柄数は1286銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、鉱業、電力ガス、石油石炭、陸運、機械、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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