【株式市場】日経平均は7円高、日本製鉄が一時6%高、ソニーGは同12%高など好業績銘柄が活況高

◆日経平均は2万7686円05銭(7円13銭高)、TOPIXは1943.23ポイント(4.73ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億8172万株

 11月2日(水)前場の東京株式市場は、四半期決算で業績予想の増額修正を発表した日本製鉄<5401>(東証プライム)が一時6%高、ソニーG<6758>(東証プライム)は同12%高など、好業績銘柄への買いが活発となった。原油反発などを受けINPEX<1605>(東証プライム)などの資源株も上げ、海運株も反発。日経平均は116円安で始まったが、直後の132円04銭安(2万7546円88銭)を下値に持ち直し、午前11時にかけて小高くなり、13円63銭高(2万7692円55銭)まで上げて前引けも堅調だった。

 第一生命HD<8750>(東証プライム)やみずほFG<8411>(東証プライム)が次第に強含んで堅調に推移し、日銀の黒田総裁が国会で将来の金利操作の柔軟化に言及したと伝えられたことを受けた金利上昇期待など材料視。ニチレイ<2871>(東証プライム)は第2四半期決算で下期堅調の見通しなど言われ急伸。日食化工<2892>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感されストップ高。ブライトパス・バイオ<4594>(東証グロース)は理研から新規のがん治療細胞医薬候補の全世界独占権が注目されストップ高。上場4日目のpluszero(プラスゼロ)<5132>(東証グロース)は上場翌日から連日高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は6億8172万株、売買代金は1兆6591億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は966銘柄、値下がり銘柄数は777銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、鉱業、鉄鋼、石油石炭、食料品、非鉄金属、卸売り、電気機器、海運、水産農林、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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