
■核融合サプライチェーン強化へ出資
三井物産<8031>(東証プライム)は3月5日、フュージョン(核融合)関連企業のMiRESSO(青森県三沢市)への出資参画を発表した。核融合分野では、2023年5月の京都フュージョニアリング、2025年9月の米Commonwealth Fusion Systemsに続く3件目の投資となる。核融合は軽い原子核を融合させ膨大なエネルギーを生み出す仕組みで、CO2を排出しない持続可能な電源として各国が国家戦略として開発を加速している。日本でも2030年代の発電実証を目指し、官民連携で研究開発が進む。
■ベリリウム供給拡大で実用化を支援
MiRESSO社は、核融合炉で燃料トリチウム生成に不可欠な希少鉱物ベリリウムの製錬技術を開発するスタートアップである。従来は約2000℃の高温処理が必要とされる製錬工程を、化学処理とマイクロ波加熱の複合技術により約300℃(常圧)で行う低温製錬技術を確立し、低コスト・省エネルギー化を目指す。核融合炉1基の初期充填だけで数百トン規模のベリリウムが必要とされる一方、世界の生産量は年間約300トンにとどまる。三井物産は同社との連携を通じ、鉱石調達や製品販売などの協業も視野に入れ、核融合バリューチェーンの構築と早期実用化への貢献を図る。
■エネルギー・資源関連株に資金流入
株価は急騰し、株価は5963円(前日比399円高、+7.17%)と大幅高となった。朝方から買いが優勢となり、取引時間中には6025円まで上昇した。出来高も735万株超と膨らみ、売買代金は437億円規模に達した。前日まで株価は5564円まで調整していたが、資源価格の持ち直しや総合商社株への資金流入を背景に買い戻しが加速した。PERは約20倍、配当利回りは約1.9%水準で、年初来高値6138円に接近する展開となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















