パナソニック、欧州で生成AIデータセンター向け液冷システム事業を開始

■CDUとフリークーリングチラー4機種を投入、生成AIの高発熱に対応

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)傘下のパナソニック株式会社空質空調社は3月4日、欧州市場で生成AIデータセンター向け液冷システム事業を開始すると発表した。冷却液分配ユニット(CDU)2機種(400kW、800kW)とフリークーリングチラー2機種(800kW、1200kW)の受注を開始し、生成AIの普及で拡大するデータセンター需要を取り込む。CDUについては1200kW以上の大容量機種も開発中で、2026年3月中の受注開始を予定する。

 世界的にデータセンター建設が加速するなか、生成AI向けサーバーでは高性能GPUの発熱増大が課題となっている。従来主流だった空気冷却方式に対し、発熱部位を効率的に冷却できる液体冷却方式の需要がハイパースケールデータセンターやコロケーションデータセンターを中心に拡大している。同社はチラーの冷却水を用いて熱交換し冷却液を分配するCDUを開発し、空冷方式と液冷方式を組み合わせた高効率な冷却ソリューションの提供を可能にした。

 また、中小規模施設であるエッジデータセンター向けに、同社として初となるデータセンター向けチラーを開発した。外気温10℃までの低温を活用するフリークーリング機能により高い省エネ性能を実現し、低GWP冷媒R1234ze(E)(GWP:1)を採用することで環境負荷低減にも寄与する。2023年に買収したイタリアのTecnair S.p.A.の空調事業と合わせ、欧州でデータセンター向け冷却システム事業を強化する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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