【株式市場】日経平均は270円安、2日続落だが後場は好決算株の個別物色が活発

◆日経平均は2万7446円10銭(270円33銭安)、TOPIXは1936.66ポイント(12.83ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億7037万株

 11月10日(木)後場の東京株式市場は、好決算銘柄への個別物色が活発化し、前引け後に四半期決算と通期予想の大幅増額修正などを発表した川崎重工業<7012>(東証プライム)が一段と強含んで始まりジリ高基調を続け、正午に発表した鹿島建設<1812>(東証プライム)、12時30分に発表した大正製薬HD<4581>(東証スタンダード)は後場寄りから活況高。14時に発表した石油資源開発<1662>(東証プライム)も急動意の上げとなった。日経平均は306円安で始まり、大引けまで2万7400円(約316円安)をはさんで小動きを続け、2日続落となった。

 後場は、13時30分に四半期決算を発表した新日本空調<1952>(東証プライム)が急動意となって上げ、14時前に四半期決算と通期予想の増額修正などを発表したJPホールディングス<2749>(東証プライム)も動意づき、14時に発表した理研計器<7734>(東証プライム)も急動意の上昇。日建工学<9767>(東証スタンダード)は東京湾の防潮堤カサ上げなど好感され一段と出直り継続。ペットゴー<7140>(東証グロース)は9日の発表が好感され大引けまで回気配のままストップ高。ユーザベース<3966>(東証グロース)は米投資ファンド、カーライルのグループによるTOBを受けTOB価格1500円に向けストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億7037万株(前引けは6億3247万株)、売買代金は3兆813億円(同1兆6185億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は620(前引けは499)銘柄、値下がり銘柄数は1141(同1230)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ紙、食料品、銀行、建設、電力ガス、水産農林、医薬品、卸売り、海運、倉庫運輸、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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