日清食品HDは売上収益15%増加と自己株式の消却など好感され昨年来の高値に迫る

銘柄フラッシュ

■為替影響を除くと8.2%増だが注目商品の好調続く

 日清食品ホールディングス(日清食品HD)<2897>(東証プライム)は11月10日の13時過ぎに第2四半期決算と自己株式の消却などを発表し、株価は発表直後に高下したあと一段と強含んで1万150円(280円高)まで上げ、2022年6月につけた昨年来の高値1万260円に向けて出直りを強めている。自己株式の消却は、22年11月30日(予定)付で136万800株(消却前の発行済株式総数に対する割合1.30%)を消却するとした。

 第2四半期連結決算(2022年4~9月・累計、IFRS)は、「カップヌードル スーパー合体」シリーズが売上に大きく貢献したほか、「すべてが主役」のこだわり抜いた「最強どん兵衛」の売上も引き続き好調に推移し、22年9月にリニューアルし、「濃くてうまい」味わいを進化させた「日清これ絶対うまいやつ♪」シリーズも引き続き好調に推移。売上収益は前年同期比15.2%増の3169.54億円となり、既存事業コア営業利益は同4.4%増の283.24億円、四半期純利益は同1.5%増の173.82億円となった。為替変動による影響を除くと、売上収益は同8.2%増、既存事業コア営業利益は同1.3%減とした。3月通期の予想は全体に据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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