【株式市場】前場の日経平均は267円安、為替介入への警戒感が広がり5日ぶり反落もよう

◆日経平均は4万621円24銭(267円19銭安)、TOPIXは2790.78ポイント(22.44ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億3401万株

 3月25日(月)前場の東京株式市場は、取引開始前の時間帯に財務相幹部が為替介入に関して発言と伝えられ、円安の勢いが鈍化、自動車株や機械、電子部品株などが総じて軟調に推移し、半導体関連株もソシオネクスト<6526>(東証プライム)などを除いて小安くなった。一方、業績予想を増額修正した北海道電力<9509>(東証プライム)や京浜急行電鉄<9006>(東証プライム)は活況高となり、未定だった配当予想を大幅増配として開示したアイザワ証券G<8708>(東証プライム)や丸八証券<8700>(東証スタンダード)は急伸した。日経平均は89円安で始まり、午前10時過ぎから次第安のまま前引け間際に319円66銭安(4万568円77銭)まで下押し、前引けは5日ぶり反落もようとなった。

 プロレド・パートナーズ<7034>(東証プライム)は四半期決算を好感した急伸相場の第2幕とされまたもやストップ高。ファンドクリエーショングループ<3266>(東証スタンダード)が前回即日完売となったファンドの同シリーズ第2弾の募集に期待強く急伸。ファンデリー<3137>(東証グロース)はNTTグループとのトマト生産による新商品開始が材料視されストップ高。レントラックス<6045>(東証グロース)は記念配当など好感されストップ高。

 新規上場となったイシン<143A>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは1836円の買い気配(公開価格1080円の70%高)。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3401万株、売買代金は2兆2572億円。プライム上場1655銘柄のうち、値上がり銘柄数は491銘柄、値下がり銘柄数は1101銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、陸運、石油石炭、水産農林、海運、空運、その他金融、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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