塩野義製薬は5日続伸基調で出直り続く、新型コロナワクチン、同治療薬に期待強まる

■治療薬は重症化リスクが高くない人も使え売上高が大きく増える可能性と

 塩野義製薬<4507>(東証プライム)は1月27日、5日続伸基調で始まり、取引開始後は6369円(55円高)まで上げ、日々小幅だが出直りを続けている。このところ新型コロナワクチン、同治療薬に関する発表や報道が相次ぎ、とりわけ、新型コロナ治療薬「ゾコーバ」については、「既存のコロナ薬と異なり、重症化リスクが高くない人も使えるため、売上高が大きく増える可能性がある」(日本経済新聞1月26日付朝刊)と伝えられ、注目されている。

 新型コロナワクチンについては、1月17日に小児(5歳~11歳)を対象とした国内臨床試験(Part2)および国内第3相追加免疫試験の開始を発表した。翌日には「塩野義製薬の小児ワクチン治験、安全性確認」(日本経済新聞1月18日付朝刊)と伝えられた。続いて、新型コロナ治療薬について、「厚労省『ゾコーバ』薬価設定議論」同1月26日付朝刊)と伝えられ、来期からの業績寄与に期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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