☆株ロマン☆ 時々の話題を夫婦の会話でお届けします

■『チャイナ・アズ・ナンバーワン』と中国の今後:妻と夫の株ロマン


■2030年までに中国がGDPで世界ナンバー・ワンの座に?

妻 お友達から聞いたのですが、最近、『チャイナ・アズ・ナンバーワン』の本が出たそうですね。

夫 そうなんだ。著者は、野村資本市場研究所シニアフェローの関志雄(カン・シユウ)氏で、東洋経済新報社から発行されている。

妻 昔、「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」もありましたね。なつかしいですね。いつ頃でした。

夫 確か、1980年代の初めの頃だったと思う。アメリカの大学の先生が書いたものだったと思う。このままでは、アメリカの経済は日本に抜かれてしまう、日本の良いところを見習うべし、という内容だったように記憶しているよ。

妻 少し、今度の本の内容を教えてくださいな。

夫 中国のGDPは約30年前の1978年には日本の2割程度に過ぎなかった。それが、2008年には日本の9割に迫っている。来年、2010年までに日中逆転が起きる可能性は極めて高い。そして、2030年までには、中国がGDPでアメリカを抜いて世界ナンバー・ワンの座に着くことも十分考えられると、記されている。

妻 今現在、中国と日本のGDPがほとんど同じ規模ということですね。でも、中国の人口は、日本のほぼ10倍でしょ。実質的にはまだまだではありませんか。

夫 その点を、関(カン)さんは、「1人当りGDPでは中国は日本のまだ10分の1に過ぎない。現在の中国の発展段階は40年前の日本と同じような水準にある。これは、中国国民の生活水準がまだ途上国の域を出ていないことを意味する」と述べられている。

妻 ということは、これからの中国は、40年前の日本と同じような歩みをするということですか。日本もオリンピックを契機に発展のスピードが速くなりましたね。

夫 そうなんだ。中国は、日本から大体40年遅れで動いている。東京オリンピックは1970年(昭和39年)だった。中国の『北京オリンピック』は2008年だったから、日本の44年後。さらに、日本ではオリンピックの後の1970年(昭和45年)に大阪万博のビッグイベントがあった。中国も同じように来年2010年に『上海万博』が開催される。大阪万博からちょうど40年後に当っている。

妻 そっくりな歩みですね。新幹線もそうでしたね

夫 そうだったね。日本では東京オリンピックの頃に全線ではないが、できている。北京オリンピックでは、高速鉄道が北京と天津の間で開通した。似ているね。

妻 大阪万博の後はどうでしたか。

夫 ひとことで言うなら、『万博効果』は、消費にとって非常に大きかった。特に、節約志向で生活してきた日本国民が消費に目覚めるきっかけになったと思う。豊かさを実感できたと思うんだ。

妻 たしかに、今、思い出してみますと、日本では、今までない「華やかさ」が会場全体に漂っていました。


■『中国列島改造』で中国関連株に・・・

夫 さらに、極めつけがあったんだ。

妻 なんですか。

夫 田中角栄さんで、何か思い出さないか。

妻 『日本列島改造』ですか。

夫 そうなんだ。1972年に田中角栄内閣が発足して、日本列島に新幹線網と高速道路を張り巡らせて、日本全体を豊かにしようという政策を打ち出した。

妻 そのことと、今日のテーマの「チャイナ・アズ・ナンバー・ワン」とどんな関係があるのかしら。

夫 おおありなんだ。「日本列島改造」をそのまま、『中国列島改造』に置き換えればいい。これから、中国は高速道路、高速鉄道、原子力発電所などを建設して内陸部の開発に力を入れて行く。内陸部の所得を上げて消費を刺激していく政策なんだ。それに、よって、国民1人当りGDPの向上をはかる。日本の当時とそっくりだ。

妻 そうですね。日本では3Cブームが起きました。すでに、中国では地方でカラーテレビの普及が急速に進んでいるようです。次は、「車」、「クーラー」、「住宅ブーム」も起きるでしょうね。

夫 そうだと思う。来年の「上海万博」が消費の起爆剤になると思うよ。これからの『中国関連銘柄』は消費財に関係したところがよいと思う。

妻 そして、さらに、その先に何が起きるか。今から心配するのは早すぎるでしょうが、『バブルの発生』と崩壊でしょうね。日本と同じ動きをしているのですから。

夫 いずれ、その時は来ると思う。案外、早く来るかもしれないね。日本の場合、「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」と言われて、有頂天になって、本が出てから10年超くらいで、バブル絶頂期を迎えた。中国もナンバーワンの本が出たのだから、今から10〜15年後くらでピークになると見ておいてもいいだろうね。それまでが中国関連株のいちばんおいしいところだろうね。もちろん、気をつけなくてはいけないのはバブル崩壊の兆しを見逃さないように、今から当時の日本を思い出して研究しておくことが大切だろうね。バブル崩壊の下げは通常の下げと違って財産を吹っ飛ばしてしまうのだから。データの研究だけでなく、自分の欲に負けないような精神力も鍛えておくべきだろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2009.10.18 |特集