☆株ロマン☆ 時々の話題を夫婦の会話でお届けします

■上海万博と中国関連株の行方=妻と夫の株ロマン


妻 いよいよ、5月1日から上海万博です。このところの中国はすごいわね。オリンピックが終わったと思ったら「万博」です。

夫 かつての、日本の歩みをみているようだ。経済が発展するということは、こういうことを言うのだろうね。大きいイベントをやるには、お金がかかるけど、今の中国なら余裕十分だろう。

妻 日本でも、東京オリンピックが昭和39年(1964年)10月でした。そのあと、大阪の万博が昭和45年(1970年)です。中国も2008年の北京オリンピックのあと、今年、上海万博です。日本に40年余り遅れてはいますが、オリンピックに続いて万博というビッグイベントの開催は、かつての日本とそっくりです。

夫 そうだね。日本もあのオリンピックで戦後が終わって、先進国の仲間に入ることができたと実感したものだった。嬉しかったね。中国も同じ気持ちだと思うよ。テレビを通して見る中国の人の表情に活気がある。

妻 そうね。若い女性たちがさっそうとしています。オリンピックと万博は、どちらも、国家的な大きいイベントですが、しかし、振り返ってみると、庶民の受け取り方に違いがあったように思うわ。とくに、女性の生活スタイルが大阪万博で大きく変わったと思うの。たとえば、家族そろって出かけるようになり、外で食事もするようになりました。それまでは、外で食事することは、贅沢というか、もったいない、という気持ちがありました。女性のパンストがヒットし始めたのも万博がきっかけだったと思うわ。オリンピックは男性的、万博は女性的なイベントだと思うの。

夫 そうだね。田舎の村祭りで夜店へ繰り出すのとはちがって、おしゃれして、親戚もいっしょに万博広場に出かけたね。別世界に出かけた気分だった。たしかに、万博をきっかけに個人の消費が変わったと思う。

妻 日本の万博の後は車、カラーテレビ、クーラーの3Cブーム。それに、住宅ブームもあったと思うわ。新幹線もできたし。

夫 万博の2年後、1972年(昭和47年)に田中角栄内閣が誕生して、「日本列島改造」政策も始まった。こうしてみると、中国もこれから内陸部の開発が急ピッチで進むだろう。「中国版列島改造」だろう。

妻 日本企業の中国関連銘柄ということではどのように見ておけばよいかしら。

 【夫】 ざっくりと言えば、「社会資本整備」関連から、「耐久消費財」関連の流れだろう。

妻 内陸部開発なら、日本の建設機械株などは引き続き有望ではありませんか。

夫 もちろん、有望だ。ただ、中国・沿海州では、高層ビルなどの規模の大きい整備が中心だった。地方では、それほど大きい建物が次々に建つとは思えない。むしろ、内陸部では耐久消費財が伸びる。当時、僕の田舎でも万博の後に、お隣が車を買ったから、わが家も、という流れがあった。

妻 ファッション、化粧品などもよさそうですね。

夫 日本のブランドに対する憧れは強いようだね。そのほかにも、情報関連のソフト会社なども注目だろう。SJIという会社は中国の国費留学生が日本で立ち上げた会社で東大出身のピカピカの経営者。これから、日本と中国を股にかけて、業績を伸ばすようだ。中国関連銘柄は北京オリンピックまでは建設機械など社会資本関連が9割、消費関連1割という配分だったと思う。これからは、消費財関連に9割程度程度の意識で投資するのがよいと思う。


 
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2010.04.28 |特集