☆株ロマン☆ 時々の話題を夫婦の会話でお届けします

■アメリカは既に日本の次の政権を模索か?=妻と夫の株ロマン


妻 一時、おとなしくなっていた政治の世界が、また、にぎやかになってきました。「たちあがれ日本」、「日本創新党」など、新しい政党も次々、できています。夏の参議院選挙では民主党は苦しい戦いになりますか。

夫 そうはならないと思うよ。与党対野党でみれば、新しい党ができることで、野党の中で票の奪い合いとなる可能性もあるので、むしろ、与党・民主党は、ほくそ笑んでいるのではないかな。それに、自民党時代の票田を実に巧みに切り崩している。

妻 そうですね。「コンクリートから人へ」と言って、いったんは建設のところを敵に回しておいて、選挙が近づくと、高速道路は作りますといった調子で、手の内に引き戻しています。子供に1000円のお小遣いを上げるのを渋るのと似ています。子供たちが、諦めかけた頃におもむろにサイフを見せる。しかも、700円に値切る。もらえないと思っていた子供たちは、大いに喜ぶ。まさに、子供ダマシみたいですね。

夫 主婦の立場からみればそうだろうね。ただ、負けたらただの人といわれる政治の世界に理解を示すとすれば、「すべては勝つためにどうするか」だから、分からないではない。とくに、民主党と自民党の戦いということでは、民主党のほうが一枚も二枚も上手だろうね。プロとプロの戦いだから、素人が口を挟む余地はないと思う。

妻 だけど、内閣も民主党とも、国民の支持率は大きく下がっていますわ。

夫 いくら支持率下がっても、次の衆議院選挙までは選ばれているわけだ。今後、マスコミと国民の声が、「ヤメロ」の大合唱になるかどうかだろう。ただ、国民も元の自民党に戻りたいと思っているわけではない。この点を与党は十分に承知して戦っている。しかし、こういうことは言えると思うんだ。スタジアムでプロ同士が戦って、自分達はいい試合だったと。だが、よく見ると、スタジアムには観客がほとんどいない。そういう状態と似てくると思われる。観客のいないところでの試合はつまらないはずだ。ましてや、プロと名がつけば観客不在は致命傷になる。

妻 でも、お客さんが少なくても、試合は成立して勝ち負けは明確になるんでしょ。同じように、夏の参議院選挙では、無関心の人が増えて、投票に行く人が少なくなくても、民主党は勝つということですね。なんだかむなしいわね。

夫 プロの世界とはそういうものだろう。だけど、その時はよくても、大衆から遊離したら、政党でもビジネスでも長い目でみれば、必ず衰退する。すべては社会の中で生きさせてもらっているのだから。プロたちだけで生きているわけではない。まさに、京セラ・稲盛さんの『利他の心』に通じる。

妻 女性的な感覚でいうと、アメリカが日本に冷たい態度を感じるのですけど。

夫 それはあるだろうね。正確には、日本というより、今の鳩山・小沢政権にだろうね。女性の感性からは、どこが嫌がられたとおもう。

妻 そうですね。やはり、中国寄りの態度で、ジェラシーを誘うような態度をみせたことかしら。いかにも、「僕は、もてるんだ」という態度だったみたいです。あんなに、多くの人を引き連れて中国を訪問して、「どうだ」といわんばかり。

夫 たしかに、アメリカは文句ひとつ言えないだろうと思っていたフシはある。リーマンショックなどで国力は低下し、大統領の人気も低下気味だった。

妻 だけど、そう簡単には行かなかった。

夫 それはそうさ。戦後、日本を経済大国にしたのは誰のおかげだという思いはある。はい、そうですかと中国に渡すわけがない。その証拠に、アメリカは台湾へ武器輸出に踏み切り、中国と対峙する強い姿勢を見せた。もちろん、中国はまだアメリカと事を構える時期ではないと思っているはずだ。むしろ、経済を優先させたい気持ちは強いはずだ。結局、アメリカの台湾への武器売却を契機に民主党の対米姿勢は一変したと思うよ。

妻 そこへ普天間問題ですね。アメリカは日本政府とは交渉のテーブルに着こうともしませんね。

夫 うっかり、テーブルに着くと、普天間問題はアメリカが悪いと、責任転嫁されて、悪者扱いにされかねない。こんどの普天間問題で、アメリカは日本の現政権を見限った可能性もあるだろうね。恐らく、次の政権がどのような形になるかに視点を移していると思うよ。今後、日本の世論がどのように動いてくるかで政権運営も変わってくると思われる。


 
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2010.04.20 |特集