【引け後のリリース】オイシックスが香港好調で子会社を設立

引け後のリリース

■4~6月は定期宅配サービスなど順調に拡大し営業利益が3.4倍に

 旬の野菜や食品・食材のインターネット直販などを行うオイシックス<3182>(東マ)は11日の大引け後、香港現地子会社の設立と2016年3月期の第1四半期決算(15年4~6月、非連結)を発表した。本日の株価終値は2234円(57円高)だった。

 香港子会社は、2009年から香港への越境EC(電子商取引)事業を行ってきた中で、今般、香港での事業が損益分岐点を超えたため、販売商品を大幅に拡充し、現地での売上規模の拡大を図るため、現地子会社を設立するもの。資本金は50万香港ドル(1香港ドル=16.04円:8月10日現在、オイシックスが100%出資)、設立は15年10月1日の予定。

 アジアの富裕層の間では日本産の新鮮な食品や高級食材が人気を増しており、11日付の日本経済新聞朝刊では、イオン<8267>(東1)が全国農業協同組合連合会などと連携して国産ブランド農産品を輸出する新たな仕組みをつくると報じられた。

 一方、第1四半期決算は、食の安心・安全に関する消費者の意識が引き続き高い状況の中、定期宅配サービス会員などが順調に拡大し、売上高が前年同期比15.0%増の47.2億円となり、配送センターを中心に業務効率・コスト効率の改善を図るなどの収益基盤強化に努め、営業利益は同3.4倍の1.6億円になり、純利益も同3.5倍の1.1億円となった。3月通期の予想は変更せず、売上高は前期比10.7%増の200億円、純利益は同38.2%増の4.8億円、1株利益は80.9円とした。

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